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就寝前は飲食しない

就寝前は飲食しない

就寝前に飲食しないというのは、ダイエットにおきましても、胃の負担など健康上当然のことです。

また、歯の健康にもよくないようです。どのような関係があるかと言いますと、唾液が関係しているようです。

その唾液は、唾液腺から分泌されています。

この唾液腺は、奥歯の辺りの内頬に2ヶ所、舌の下に1ヶ所、左右対称になっていますから、口の中には6つも唾液が出る場所があるということです。

その他にも、粘膜にある小さな腺からも分泌されています。この唾液は、虫歯や歯周病を予防する働きがあります。

そして、就寝前に飲食をしますと唾液の分泌が低下するのです。虫歯を防ぐためにも、就寝前の飲食は避けるようにしましょう。

虫歯は人間特有の病気ですが、食生活との密接な関連性が判っています。

虫歯予防の基本となる食生活についての指摘があるのですが、第一のポイントは糖分の摂取頻度を抑えることです。

だらだらと食べたり、飲んだりしないことが大切です。そして、二つ目のポイントとして、就寝前に飲食しないことです。

睡眠中は、唾液の分泌が減って、虫歯になりやすい危険な時間帯になるからです。

また、よく噛むことも大切です。よく噛むことによって唾液の分泌量が増加してきます。

増加した唾液により糖質や酸が抑えられるだけでなく、唾液中に含まれる重炭酸イオンというものが、酸性に傾いた状態を改善していきます。

こうした唾液は睡眠時には停止しますから、就寝前に飲食をすることは非常にリスクが高まってくるのです。

口の中を中性にしたり歯を修復する力、つまり虫歯を予防する働きを持っている唾液ですが、就寝中は唾液の分泌が少なくなってしまいます。

ですから、就寝前に飲食をしてそのまま寝てしまいますと、口内が長時間酸性の状態となってしまい歯は危険な状態にさらされてしまいます。

うがいをすれば、という声もあると思いますが、口の中の酸を中和することはできないようです。

すべてを鑑み、就寝目の飲食はすべきではありませんね。

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