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歯周病の原因

歯周病の原因

歯周病は、プラークや歯石が溜まることにより細菌が繁殖してしまうことが直接的な原因とされていますが、細菌は歯と歯肉の境目や歯と歯肉の間で繁殖しています。

歯周病の最大のな原因は、食事の後の食べかすです。食べかすが歯と歯の間に残っていますと、その食べかすを栄養分として細菌が増殖してしまいます。

細菌が増殖しますとプラークや歯石となり、歯肉と歯根の間の歯周ポケットという部分に侵入していきます。

さらに、その歯周ポケット中で細菌が増殖を繰り返すことになって、歯周病が進行していくのです。

40歳以降の日本人の80〜90%は歯周病を抱えているとされていますが、その原因は、ブラッシング不足だけではないようです。

糖尿病や肥満といった生活習慣病、また生活習慣そのものとの関連が指摘されています。

喫煙が歯周病の発生や進行の原因になっていることは、すでに明らかにされています。

また、糖尿病になりますと、口が渇いてプラークが付着しやすくなりますし、細菌に対する抵抗力が低下するなど、歯周病菌が増殖しやすい環境となります。

血液疾患、高血圧といった全身性疾患も歯周病の原因となっています。

その他にも、ストレスなどの精神的なもの、ホルモンバランスの乱れなどもその一つです。

さらに、服用している薬、例えばテンカンの薬、あるいはアレルギーやビタミン欠乏なども歯周病の原因になり得ます。

全身性の病気になりますと、抵抗力がまず低下して、炎症とか外傷とかを生じやすくなるわけです。

金冠やクラウンといったかぶせ物から歯周病になってしまうこともあります。

金冠や陶材のクラウンなどを歯にかぶせたり、入れ歯をしますとどうしても食べかすが溜まりやすくなります。

また、歯肉の形態が凸凹していたり、歯と歯肉の境目がくぼんでいたりしますと、食べかすは溜まりやすくなり、歯周病へとつながるわけです。

その他に、悪い噛みあわせが歯周病と大きく関係していると言われています。

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